2013/11/12 火曜日

小泉さんの即原発ゼロ

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 20:18:01

本日11月12日19時のNHKTVニュースで小泉前総理が記者クラブで講演した様子を拝見した。小泉さんの提案に尊敬の念をもって賛成する。
小泉さんが発言した「政治家は方針を出すことが仕事で、方針を出せば賢い人が必ず実現してくれる」は実に貴重な言葉だ。原発推進派の自民党議員が「毎年5兆円無駄な費用をエネルギー輸入のために日本が支払っている」と原発再稼働が必要である根拠として説明していた。原発再稼働を強行したら、その後に第二の福島原発事故が発生しないとはだれも言い切れない。福島の現実を正視すれば、5兆円の負担は国民が納得せざるを得ない出費だ。
原発が一度事故を起こせば、被災者補償と放射能汚染地域の現状回復にとてつもない金額が必要で、汚染水を結局海に垂れ流して我々の海の幸を放射能で汚してしまうことは実際に経験した事実である。この貴重な経験を日本人として無かったかのように無視することはできない。日本経済の活性化のために原発を再稼働して安い電力を供給する必要があるのだ、と説明する財界人や自民党議員が居るようだが、原発再稼働が間違いなく将来に禍根を残す、という日本国民全員が福島で感じた直感を無視してはならない。
見方を変えれば、原発再稼働を主張する人々は周辺諸国の脅威に備え日本の潜在的な核保有能力を維持したいと考えている人々であると思われる。50基の原発と莫大な核燃料を保有している日本は既に十分な核保有能力を持っている。原発再稼働を主張しなくても如何様にも核保有能力維持の方策は考えられよう。
小泉さんにエールを送りたい。日本だけでなく世界人類の次の世代のために、核のゴミで地球を汚すのは今が止め時だと活発に主張しつづけるよう応援する。

2013/11/4 月曜日

小泉さんの脱原発

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 14:06:43

小泉元総理が脱原発を講演会で主張したそうだ。
・原発が生み出す核のゴミの最終処分方法に技術的にも政治的にも目途が立っていないこと。
が小泉さんが脱原発を主張する最大の根拠だ。
以前日本学術会議が同じように核のゴミについて最終処分を根本から見直すべきだと新聞報道に流れたと思うが一時的には注目を集めたもののその後進展があるようには思えない。
小泉さんの脱原発主張に心から敬意を表する。
脱原発は容易ではないことは理解できる。脱原発を主張することは小泉さんにとって第二次世界大戦で日本が敗戦を認めたときの苦渋の選択と同じ高度な政治的判断だと評価する。あの敗戦から立上った日本国民を信じれば脱原発も現実の選択肢であると信じたい。
昭和時代を生きた我が身としては、同世代が福島原発事故を起こしたことに全く申し訳ないと思う。我世代が大学受験の時代には原子力は花形でトップクラスの学生が受験する技術であった。最近の大学では原子力は学生に敬遠され、学科の名前を原子力とは無縁と思われる学科名に変更する動きがある。
現実に福島原発その他を廃炉にせざるをえない日本の宿命は逃れられない事実である。放射線を含む汚染水など英知を結集して新技術で解決しなければならない。それには優秀な学生を集めて困難な課題を解決する研究開発に腰を落ち着けて挑戦する組織が必要だ。放射線廃棄物を人類に有益なエネルギー源や資源として利用できる技術開発は人類に課せられた最大の挑戦課題だ。
敗戦から立上った日本人の能力を信じて、かって死を避けられなかった癌を医学の進歩が克服しつつあるように、小泉さんが日本が決断すれば必ず実現すると主張している脱原発と残された核のゴミを活かす技術開発に挑戦する社会を夢見たい。

2012/5/29 火曜日

原発は地中に

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 10:35:25

2030年の原発比率について複数の案が示されたとテレビニュースで報道されている。すべての原発が停止した現在、どの原発が再稼働するのか、というのが注目されている。政府は原発族や経産省、産業界の圧力を受けて、徐々に大飯原発の再稼働に向けて道筋を探している印象だ。2030年に原発依存を減らすから大飯原発を再稼働させて良いという論理に結びつかない。理由を列挙する。
・2011年3月11日の福島原発の事故で日本国民は多大な被害を被った。現在存在する原発にいろいろな対策を施したとしても、同じ事故が発生することはない、と保証できる根拠はない。理由は福島の事故も「人」の判断ミスが被害を大きくした一つの要因であり、再稼働で「人」が原発を動かせば、同じ規模以上の災害は覚悟せざるを得ない。
・既存の原発は海岸に面して設置されており、津波の被害にさらされている。日本は地震列島であり、地震の原因と考えられる断層は調べれば調べるほど数が増える。世界でも例を見ない地震国に原発を並べることの愚かしさは、昨年3月11日の巨大地震で自然が教えてくれた。この教訓から最大限学ぶべきだ。
従来原発は火力発電や水力などに比較して発電コストが安いとされてきた。しかし福島原発を廃炉にする費用がいくらかかるか見通しも立っていない、また30年以上の期間が必要とされている。従来原発で仕事をしてきた原発族は、廃炉作業だけでも国の膨大な予算を必要とし、福島原発被害者に対しての保証問題でも長期間仕事がある。再稼働よりも福島災害復旧に全力を注ぐべきだ。
原発推進派が原発の再稼働を心から望むのであれば、原発の立地条件から見直すべきだ。福島と同じように人が制御できないような災害に結びついた時は、原発設備から放射能まですべてを一瞬のうちに閉じ込め、環境への放射能の影響を最低限に抑え、30年以上の廃炉作業を必要としない地中深くに原発を建設する。原発再稼働はコストで判断すべき課題ではない。永遠に回復できない人類の放射能被害を覚悟するのか、子孫に原発で汚れた地球を残すことをよしとするのか、と自然が我々現代の日本人に問いかけているのだ。

2012/4/11 水曜日

原発再稼働に反対します。

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 14:21:37

最近のニュースでは政府が関西電力大飯原発の再稼働について1週間以内に結論を出す様子だと報道している。原発はとてつもない大きな被害を出すことが福島原発で国民に明らかになった以上、現時点での原発の再稼働には反対だ。
どのようなシステム事故が発生した場合でも、そのシステムを人が設計したのであれば、迅速に復旧する手順が証明されていなければ、再度そのシステムを稼働させてはいけない、というのがその理由だ。
福島原発事故が起こした国民への被害は、終息の見込みが立たないというよりは、さらに今後どれだけ被害が広がるのか予測できないという現状だ。元の日本に戻すことができないような事故を起こすシステムについて、再度危険を覚悟で動かす正論は成立しない。
再稼働が正論であると主張する人々は、原発に己の生活がかかっている人々で、その意味で同情するが、福島原発の事故で避難生活を余儀なくされている人々のことを思い起こせば、正論とはなりえない。
国民全体の立場で考えれば、二度と福島の事故を発生させない最良の選択は原発の再稼働を認めないことである。たとえそれが原因で、この夏電力不足に陥っても、日本国民は電力会社に頼らない知恵と経験を積み重ね、この危機から学んだことで将来の日本の姿を描き出すに違いない。
再度主張する。原発の再稼働には反対である。

2011/7/18 月曜日

再生可能エネルギー買取法案

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 10:24:10

菅総理が引退の一つの条件としている「再生可能エネルギー買取法案」が14日国会で審議入りした。個人的には是非成立させて欲しい。60歳代後半の仲間同士が大衆酒場で議論した。
菅総理は支持率最低だそうだが、「再生可能エネルギー買取法案」を支持している人は多いに違いない。5年10年という単位で再生可能エネルギーの利用を促進することになる。太陽電池、地熱発電、風力、水力など、どの分野の技術でも日本は優れている。この法案が成立すると電気料金が月200円ほど高くなるという報道があったが、この予測は間違いで、日本の技術進歩でいずれ解決する、と信じたい。
福島の原発事故は1000年に一度の津波が引き金になったが、大規模な原発に日本の電力を頼る設計方針そのものが間違いであることを示した。東日本大震災は自然が我々に与えた警告と自戒しなければならない。予測できない自然の脅威と、それに対応しきれない人間の能力を勘案すれば、大規模原発からの脱却を国の基本方針とすべきだ。
福島原発事故のような大規模システムが引き起こす人災は、一度発生したことが、即ち二度目、三度目が起こりうることを示唆している。人は誤りをおかす生物である。誤りを犯すことを前提に、今後どのような道を選択するのか、今の日本は困難な判断を迫られている。
ニュース報道で紹介される日本の原発は、日本全体をグルリと囲っている。福島原発の事故で、放射能汚染した校庭の土を除染してほしいという母親の切実な報道が流れた。最近ではセシウムが基準値以上含まれる牛肉が既に日本全国で食卓に供されたという。福島原発1か所だけで、日本中が震えているし、耐えている。
日本は至る所で放射能を測定する時代になった。いずれ家庭やレストランでも食事の前に放射線を測定することが常識になるかも知れない。次の大規模原発事故が発生したら、若い世代や子供を抱える世代は日本脱出を試みて、日本に残るのは我々高齢者だけになろう。こう私が発言したら、皆無言になってしまった。
菅総理の支持率が低くても、是非「再生可能エネルギー買取法案」を成立させたい。成立してもしなくても、菅さんが「脱原発」を訴えて衆議院を解散して欲しい。自民党が「脱原発」を主張することはあり得ないだろうから、菅さん党首の新党旗揚げを期待する。

2011/6/12 日曜日

線量計を買ってみたら

Filed under: 原発事故 — mizusawa @ 10:15:26

最近では毎日のニュースで放射能測定値が報道されるようになった。小さい子供たちを学校に通わせている親たちが、文部科学省の前で、年間の累積被ばく量の許容値として10ミリシーベルトを目安とすることに抗議したことは大々的に報道された。その後文部科学省は1ミリシーベルトに目安を変更して、校庭の土の入れ替えなど検討している。小学生の親でなくても誰しも放射線量は気になる。
3月11日の原発事故以降、試しにガイガーカウンタの組み立てキットを手に入れようとネットで調べたがどこも在庫がなかった。あれから3月経過したので、そろそろ放射線量計も値段が落ち着いた頃だろうと、ネットで注文してみた。ネットで調べると10種類以上の線量計が表示され、お値段も1万円程度から数10万円以上までと幅広い。その内一番安いクラスの線量計をクレジットカード支払いで購入した。
原発事故当初は線量計が手に入らないと聞いたが、今回は1週間以内に手元に届いた。日本語の簡単な説明がついていたが分かりにくい。この線量計は音で放射線の強さを知らせる。テレビ報道で「新宿では0.10マイクロシーベルト」などと言っているが、どうもそのレベルは通知しないようだ。安くて小さい線量計を購入したので、買い方を間違えてしまったか?。
米国製のNukAlertという線量計のウエブサイトにアクセスして英文を調べた。短いサイレンのような警告音「チャープ」をならす。およそ30秒に一回だけチャープが鳴る場所では、1時間当たりの放射レベルが0.1Rとある。この「R」の意味が分からない。商品についてきた取扱説明書の冒頭に「R/hr」は10mSVと書いてある。また、1時間当たりの放射レベルが0.1Rの意味は、1時間その場所に滞在すると1ミリシーベルトの放射線を浴びることになる、と記述している。
テレビニュースで流れる例えば「新宿で0.10マイクロシーベルト」のレベルは、「新宿に1時間滞在すると0.10マイクロシーベルトの放射線を浴びることになる」という意味に理解することで、手にした線量計は1マイクロの1000倍の放射線量、つまり1ミリシーベルトでチャープ音を発することが分かった。
調べているとき何回かサイレンのような音を発した。この線量計がチャープ音を出すときは放射線が通常の1000倍有る時らしいと説明書から推測したので、そんなに強いのかと困惑した。そこで再度ウエブサイトを読んでみた。NukAlertはガドリニウム酸硫化物の蛍光発光を検出する仕組みで、暗い緑色発光により光検出セルの硫化カドミウムの抵抗値が減少し、その値により放射線の強さをマイクロプロセッサが測定する。ただし、この検出部品には欠点があり、温度が上昇するときにはアラーム信号を出してしまう傾向があることだ、と説明していた。確かにNukAlertを手にとっていじっているときにチャープ音が何回か鳴り、机に放置しているときはほとんど鳴らない。
サイトの紹介文には次のような記述もあった。完全な放射線測定装置といえるもの、つまり感度が高く、応答が速く、放射線のエネルギー測定で誤差が無く、バッテリー消費が少なく、頑丈で、環境に優しいという装置は現在は存在しない。ガイガーミューラ管はデリケートで低放射線レベルで測定値が飽和してしまい、高電圧が必要なのでバッテリー消費が多い。電離箱は極端に弱い信号レベルなので高価で環境が発する電磁波信号に反応しやすい電子回路を使わなければならない。シンチレーション検出器は珍しい材料でできた大きな結晶を必要とし、デリケートな電子部品を使う。フォトダイオード検出器は高価で温度に敏感である。(http://www.nukalert.com/technical.htm)
放射線量の測定手段にもいろいろありそうだ。

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