麻生総理の解散

今日のニュースは衆議院の解散で盛りだくさんだ。麻生総理は衆議院の解散を決断し、かろうじて自民党の体制を維持した。
1月後の選挙で自民党は大敗するか?と問われれば、負けはしても大敗ではない、というのが私の予想だ。
何十年も前、都議選で自民党が大敗したと言われた事例があったと記憶している。その時続けて国政選挙だったと思うがジャーナリズムが期待するほど自民党は負けなかった。
自民党が大敗することはなかろう、という予想を立てる根拠は次のように言える。
・自民党から衆議院選挙に立候補する候補者は追い詰められている。したがって必死に選挙活動をする。「背水の陣」である。これにより実力のある立候補者は選挙に勝つ可能性が高くなる。都議選のの勝利ムードに相乗りして衆議院選挙で楽に戦えると考える民主党候補ほど危ない。
・選挙の行方を左右しているのは30%以上の浮動票である。自分の含めて浮動票は気分が変わりやすい。1月間に浮動票の動きにどのような変化が起きてもおかしくない。ただ、最近自民党が仕掛けたような小沢前代表や鳩山現代表の献金問題をチクチクけなすようなことだけはやめたほうが良い。浮動票はこのようなやり方を人間的にレベルが低い行動とみなし、民主党へと流れてしまう。
・民主党の弱点は「郵政民営化反対」の主張だ。浮動票は小泉改革にもいろいろ欠点があったことを身をもって知っているが、小泉人気は依然として高い。麻生自民党は小泉改革に逆行することをやっているように見えるが、「郵政民営化」については小泉改革の流れを維持している。民主党は小泉さんの「郵政民営化」の改革に逆行する主張をしている、と麻生さんが訴えれば、浮動票はかなり自民党に戻ってこよう。
麻生総理は衆議院の解散を良く決断したと思う。ただ記者会見の答弁が棒読み口調でいただけなかった。おそらく取り巻きが麻生さんの発言が脱線するのを恐れて準備したシナリオに乗ったのだろうが、熱意が伝わらない。多少脱線しても良いから、麻生流で政策をまくしたてて欲しい、と思ったのは私だけだろうか。

老人と鳩

連休に長距離自動車旅行をした。高速道路の休憩所でトイレ休憩の時間をとった。連れ合いが戻るのを待って屋外の椅子に座っていた。一羽のハトが近づいてきた。周囲は駐車場と休憩所販売店を行き来する人が通り過ぎる。
一羽のハトは足元でこちらを見ている。手元には昼食の残りのパンがあった。パンを出して切れ端をハトに投げた。何回か繰り返していると、二羽目のハトが来た。少しづつ切れ端を二羽のハトに交互に投げてやった。
三羽目の鳩も近づいてきた頃には、幼児が鳩を追いかけまわし始めた。子供も二人目、三人目と増えた。ハトは幼児に追いかけられながら、パンを期待している。幼児の親も、子供がハトを追いかけまわす様子をニコニコ見ながら立ち止っている。
しばらくハトのパン屑追いかけっこと幼児のハト追いかけっこは続いた。次に雀が一羽来た。雀にもパン屑を投げた。
連れ合いが戻ってきて、「やめなさい」と小さな声で言った。ハトと雀に「おしまい!」と伝えた。周囲の人の輪は消えた。ハトもスズメもどこかに行った。
連れ合い曰く、「公園で年配者がハトに餌をあげている様子を良く見かけるわね…きっと話相手になる家族がいないからさみしいのね」
エサをあげるとハトが近づいてきてくれる。「近づいてくるハトに親近感を感じて、老人とハトの間にはGIVE & TAKEが成立しているのか…」とつぶやく。
「池のコイに餌をあげるのも同じことよね…」
そうか、家族が順に独り立ちして、俺もハトに餌を投げる年代になったのか…

年配者の運転とカーナビ

3連休の中日に車で遠距離旅行に出かけた。東京から滋賀まで10時間を覚悟していたが途中渋滞に数回出くわしたものの7時間程度で到着した。
東名高速、新名神高速道路をカーナビが指示する通りに走ったら、海の上を車で走っているような爽快な気分を味わった。グーグルマップで調べると伊勢湾岸自動車道と書いてある。
我が家の車は11年以上の旧型なので、カーナビをつけていないのが、友人を乗せた時の自慢話であった。「カーナビなど使わなくとも、車は運転できる」と当たり前の話をしていた。
先週カーナビを車につけて、今回の旅行に初めて使った。すると、カーナビはうるさいほど音声アドバイスをくれる。その中に不思議な案内があった。「これから3kmの区間は運転に気をつけましょう」というようなアドバイスだ。「いつだって気をつけているよ!」と言いたくなったが、何回かこのメッセージを聞いているうちに「もしかすると」と思った。
カーナビが「気をつけて運転しましょう」と言った時には、その区間で速度違反取り締まり機が設置されている頻度が高いような気がした。また交通事故が頻発している区間もあり、実際今日発生した事故による渋滞区間と一致した。
昨年左折禁止を左折してしまい罰金を取られた。罰金は1万円以上と高額である。何回か違反を繰り返すと、カーナビ購入費用は償却できる。年配者がついうっかり交通違反をしそうになると、カーナビが警告して、交通違反を起さないようにアドバイスをしてくれる。そんなカーナビを売っているかも知れない。
「車の運転にカーナビなど必要ない」と言うのは今後慎むことにした。

麻生総理は解散権を行使する勇気があるか?

相模原市には麻生さんが総理に就任したころから、麻生さんの写真と自民党候補者の写真を並べているビラがあちらこちらにあった。ビラには「キャラが立ちすぎているが応援します」と手描きと思われる文言が添えられていたので、印象に残っていた。
電車のなかで他人の新聞を何気なくみると、麻生さん包囲網が自民党の中でできているようだ。安倍さん、福田さんが1年で総理を辞職し、その後任として麻生さんを総理に選んだのは自民党である。その当時このブログに麻生さんは1年以内に辞職する可能性があると書いた。
そして、いよいよこのブログの予言が的中する事態になったのだろうか。
もし自民党が次の衆議院選挙前に麻生さんを辞職させ、新しい総理を選ぶことになったら、自民党が選んだ総理大臣は3名が連続して1年という短期政権を作ったことになる。これは、自民党組織の構造的な欠陥を露呈しているだけに、また4人目の1年政権を作ることになる、と誰しも言い出すであろう。
相模原の候補者の看板に異変が起きた。麻生さんの写真が印刷してあった個所が、別人に代わっていた。麻生さんを応援すると言っていたこの人まで、麻生さんを見限ったのかとジョギングしながら、あちこちの看板をチェックした。大半は元の麻生さんの写真だった。当事者は、あまりの麻生さんの不人気に看板をどうしようか迷っているのだろう。
麻生さんは秋葉原の印象が強い。ニヤニヤしていて漢字も読み間違うし、成績も良くなかったと思われる人物が、血縁で自民党の組織の中で総裁にまでなってしまった、そんな組織が自民党だという印象だろう。
教育者の立場で考えれば、秋葉原でOK、若者の支援が得られるのであれば、成績など無視して、若者が期待するように日本国を立て直すリーダシップを発揮してくれればよい。麻生さんの成績が悪くても、学校の成績がダントツだった官僚を使えば、麻生さんのリーダシップで何でもできる。国の方向を示すリーダシップを発揮できるかどうかだけが、麻生さんを総理にしてよかったと考える根拠となろう。
現時点で麻生さんに期待するリーダシップは、自民党の包囲網を突破して、衆議院を解散することだ。麻生さんの決断力を評価する同情票が集まるに違いない。