ハンガリー旅行(6)

アンドラーシ通りを北東に向かって歩いて、ほどなく左手に国立オペラ劇場に行きついた。中に入ってみると絢爛豪華な装飾で飾られている。かなり有名なのだろう。左手に切符売り場があったので、夕方開演されるオペラの券を購入することにした。講演題目は忘れてしまったが、オペラはイタリア語で演じ、舞台の上部に表示される字幕はハンガリー語だ。何も分からないがオペラの2階席前方のバルコニー席を購入した。
オペラ開演の30分ほど前に国立オペラ座に地下鉄を使って到着した。バルコニー席は前列に3名、後列に2人程度の席が準備してあったが、我々夫婦だけだった。オーケストラ席がほぼ真下に見え、オペラ開演中は指揮者の楽譜台に投影される光がまぶしくて、舞台が暗いだけに見えにくかった。劇場に来ている人々はネクタイ姿もあれば、ラフな格好で来ている人と半々だった。開演近くなるとほぼ席が埋まるので、オペラが生活習慣になっているのか、それとも旅行者が見に来るのか、とオペラに趣味の無いわが身には不思議だった。アジア系の人と思われる観客はほとんど目にしなかった。
オペラの前半が終了すると20分ほどの休憩が入る。国立オペラ座の入口上部は2階テラスになっており、道路に面したテラスに休憩中の観客がグラスを片手に談笑していた。ドリンク類はテラス出入り口のある部屋で販売していたが、混雑していて何も買うことができなかった。テラスから見た満月は日本と同じように明るく照っていて印象的だった。
オペラは23時頃終了し、オペラ座の目の前の通りの地下を走っている地下鉄を使ってホテルに戻った。深夜の外国の町を歩くのは若干勇気が要るが、ブダペストでは不安を感じなかった。
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オペラ座観客席

ハンガリー旅行(5)

天気にも恵まれて王宮の丘からの眺望を堪能した。足元には観光名所のくさり橋が見える。左手には中州がありマルギット島と呼ばれている。ペスト側の建物が一望できるが近代的な高層ビルがなく、屋根がまっ平らに続いている。王宮の丘から徒歩で下り、くさり橋を渡って最もにぎやかなアンドラーシ通りを目指した。
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くさり橋から王宮の丘を望む
くさり橋の入口まで丘を下って後ろを振り向くとくさり橋の延長線上には王宮の丘の下を通り抜けるトンネルがあった。ドナウ河の反対側に出てしばらく河と直角に歩いた。途中大きなビルが通りに面してお店を開いていたと思われる一角が落書きとベニヤ板で覆われていた。町中はトロリーバスが沢山走っているが乗車方法が分からない。そこで徒歩で辛抱強く歩いた。やっとメインストリートのアンドラーシ通りにでた。比較的広い道で両側に高い並木が並んでいて、原宿通りに似ていると思ったが、人通りはそれほど多くはなかった。
歩き疲れたのでカフェを探した。通りに面したカフェはそれほど多くはなかった。この道を歩いて行くと、国立オペラ劇場、リスト記念博物館、各国大使館が道の両側にあると言う。

ハンガリー旅行(4)

ブタペストの王宮の丘は丘の上に建てられた小さな町だった。周囲は城壁に囲まれており、王宮の東側テラスからドナウ川と町が一望でき絶景だ。王宮の丘内部は北西から南東に小さな路が4列ほどあり全長1.5kmと細長い。ドナウ河を眺める眺望も1km以上テラスがつづいており、くさり橋をカメラに収める見晴らしのよい場所を探して歩き回った。
くさり橋を直下に見下ろす場所にはケーブルカーがあった。我々は徒歩で坂を上ってしまったので、ケーブルカーを利用するほどの高さではないと思った。この周辺には湧き出したように多数の観光客でにぎわっていた。多くの観光客がテラスで眺望を写真にとろうとしている。漁夫の砦付近では、地元のおばあさんが刺繍を手に持って観光客に売っていた。王宮の丘には土産物屋がくさり橋への出口付近にも沢山あり、刺繍が主な土産物だった。
漁夫の砦の眺望は2階建てになっていて、上には喫茶店があった。歩き回ってくたびれたので、休憩することにした。ボーイがのんびりしておりなかなか注文取りにこない。ブタペスト価格よりは高めのコーヒーを頼んだ。ついでにドナウ河を背景に写真をボーイに取ってもらった。後で、レシートを良く見たら、写真撮影代が料金に含まれていた。どうりで愛想が良かった。
イシュトバーンの騎馬像の足元には鷹使いが二人いて、観光客の写真に愛想よく応じていた。近くには年配の男性二人がバイオリンとギターで繰り返し演奏していた。WCの印を見つけてトイレに行くとお店の入口で確か50フォリントを支払った。観光地はどこでもトイレは有料だった。
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漁夫の砦

ハンガリー旅行(3)

ホテルの近くに地下鉄駅があったので、地下鉄を使ってブタペストの町を見物することにした。ガイドブックでは地下鉄がM1,M2,M3の3種類で、最初に利用したのはM2であった。市内の一番有名な見物場所は「王宮の丘」らしい。町は南北に流れるドナウ河で東西に分断されている。我々のホテルは東のペスト側にあり、王宮の丘は西側ブダ側にある。地下鉄M2は東西に走っているので、東からドナウ川を渡った地点にあるバッチャーニ駅で下車することにした。
まず地下鉄に乗車するための切符を購入しなければならない。切符売り場で1回乗車券を買った。幅1センチ、長さ5センチ程度の細長い紙きれで、入口にあるポストのような切符切りマシンに挿入して「カチャ」と音が鳴るのを確認した。傍には検札と思われる見張りが2名いた。目的地出口では切符をチェックする人は見当たらなかった。
ドナウ河を西側に渡ったところの地下鉄駅を下車し、地上に出て河の流れから方角を確認した。快晴で絶好の観光日和だった。徒歩で500mほど歩くと城壁に行きあたり、更に城壁の周囲を200mほど周回してウイーン門にたどり着いた。城壁手前から坂がきつくなり、階段を上る。城壁の直前まで家が立ち並んでいる。我々が選んだ住人しか使わないような道の左側には中学生と思われる学生がスポーツを楽しんでいる小さなグランドがあった。
どうも王宮の丘に登る道はいくつもありそうだったが、ウイーン門から城壁の中に入ることにした。
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ウイーン門

ハンガリー旅行(2)

ハンガリーの首都ブタペストは、河の恵みに人が集まってできた都市で、ドナウ河が北から南に流れている。ドナウ河はウイーンから流れがつながっていて、東にあるウイーンからブタペストに流れ込む直前に南に方向を変え、そのままセルビアに向かっている。
観光名所として紹介されているくさり橋はドナウ河にかかる橋で、柱は石造り、橋をささえる仕組みは厚い鉄板を何枚も組み合わせて太いボルトで接続した「くさり」というよりは「鉄板組み合わせ」の橋だった。橋は中央が自動車が対向で走る各1車線、両側に歩道があった。歩道の途中に年配女性の物乞いが一人いた。橋の上から河の景色を楽しんでいると、河の中をバスが泳いでいる。正確にはバスの車体を被った船がドナウ河を観光客を乗せて遊覧していたのだとおもう。
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バスがドナウ河を泳いでいる
10月上旬の旅行であったが、この時期は寒いと予想していたものの、日中25℃を超える暑さだった。例年にない暑い秋だと地元の人が話していた。ヨーロッパ全体が気温が高かったようだ。
ホテルの近くに地下鉄の駅があった。ブタペストに夕方到着して翌朝町に出ようと地下鉄に行ってみた。地下鉄の入口で切符を切るポールが立っているところで男性が二人利用者の行動を見張っていた。切符を買う場所を尋ねると駅の反対側に行くようにと身振りで教えてくれた。

ハンガリー旅行(1)

安いチケットを探してハンガリーに1週間旅行した。チケットは2月ほど前にHISのデスクで相談した後、結局ネットを使って調べ、HISのネット専門受付で購入した。ハンガリーに直通フライトはなく、昔の常識だとロシア経由が安いのではないかと予想したが、フライトはウイーン経由、フランクフルト経由、それにチューリッヒ経由などヨーロッパの主要国経由で何通りも行く方法があることが分かった。
結局スイス航空が価格が安かったので選んだ。チューリッヒ往復で利用した機体では前の席についていた液晶ディスプレイが古いタイプで見にくかった。チューリッヒとブタペスト間は小型のジェット機で1時間半のフライトだった。
ブタペストに到着した時は小さなローカル空港だなと思っていたら、帰国時に乗合リムジンバスの運転手がフェリヘジ空港のどのターミナルですか?と聞いてきた。ターミナルは1と2があり、スイス航空の帰国便を利用したターミナルは近代的な大きな空港だった。
空港からホテルまでは空港バッゲージクレームの荷物受取場所に陣取っていた乗り合いバスの会社を利用した。荷物を受け取って部屋の外にでるとバス会社のカウンターがあり左手の待合場所で待機するように言われた。しばらく待っていたら、同じ方面に行く客と一緒に小型バスでホテルに向かった。
空港からホテルまでは一般道をガードレールで区切った専用レーンをしばらく走って行った。ホテルは運動施設の円形アリーナが目の前に見える場所にあった。
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ブタペストの朝日