TPP交渉を怖がる国会議員

TVニュースによるとTPP交渉についての国会内議論で、野党議員の怒号がとびかっている。野田総理に対する質問は、TPPをあたかも鬼のように憎んだ野党からの質問ばかりだ。国際的な会議に出席したこともなければ、外国の人々とまともな友人関係ももたない国会議員ばかり、というなげかわしい日本の国会という状況が見え見えだ。
TPPへの参加に賛成したのは野党ではみんなの党だけらしい。自民党を含め他の野党は視点が狭く日本の一部の人々の保護だけしか考えていない。TPPは太平洋地域で経済的な隣人関係をつくろうとする動きだ。野田総理がTPP参加への話し合いに加わるというのは、まず隣人と色々話し合って、その性格や良い隣人関係を築けるか感触を調べようという段階だ。
にもかかわらず、野党の野田総理への質問は、日本の隣人を最初から鬼と決めつけている。隣国と友達になれるかどうかはお互いにまず話し合ってそれから徐々に分かってくることである。それを最初から鬼だと決めつけるようでは、友達となる友好的な隣国関係をつくることなどできない。みんなの党を除く野党の国会議員は、アジアの隣国と友人関係をつくる能力のない人ばかりなのか。なぜそれほど毛嫌いするのだろう。国会の議論でヤジを大声で叫ぶ議員は人間として信頼するに値しない。TVニュース報道でヤジの張本人の顔を映してほしい。下品な顔を想像する。
環太平洋、またアジアで日本は隣人国に対して兄貴分である。米国に対して兄貴分だとは言わないが、少なくとも対等な立場にあると日本は自信をもたなければならない。最初から兄貴分にいじめられるという議論を国会で展開するのはあまりにも自分たちの能力を卑下していると言わざるを得ない。野党の国会議員に比較して格段に国際社会と交渉する能力をもった日本人はビジネスの世界では沢山いる。彼らは日本人として自信をもって仕事をしている。ヤジをとばすだけで、隣国と友達になる能力が欠如した国会議員を国会から排除したいと思うのは私だけではあるまい。

TPP参加反対団体を育てたのは?

TPP参加絶対反対!を主張する沢山の団体が積極的に動いているようだ。戦後60年以上生きてきたわが身にすれば、また同じ圧力団体が出現していると、あきれてしまう。これらの団体は現在何百パーセントという農作物に対して国の支援を受けている。その支援は我々の税金から60年間支払われてきたのだ。農業が壊滅的な打撃を被ると60年間言い続けて、その言葉の効果で、税金から支援を受ける甘い汁を吸い続けてきた団体だ。
農作物に何100%の支援を受けてきて、それ以外にも国から恩恵を沢山受けて、それでいて何も変えずに現状の支援を継続しろと主張する人々が居丈高なのはなぜだろう。自民党の長期政権が当然のように育てた親方日の丸集団だからだろう。戦後60年日本の経済は復活したが、終戦時はゼロから始めた。現在は科学技術が進歩し日本のインフラが整備されたおかげで、ゼロからのスタートではない。知恵のある若者が世界で活躍できる挑戦の場を農業についても作らなければならない。いい加減60年間続いた農業の過保護から脱却して、常識的な保護や育成に立ち返るべきである。
戦後60年の半世紀は工業が経済活動を進歩させ、日本の経済力を向上させた。最近の10年以上はバイオ技術の進歩が著しい。おそらく今後の日本経済はバイオ技術の発展で成長するに違いない。甘い汁にしがみつく古い団体の圧力を排除して世界と交流する次世代を育てるために、TPPに参加する政治決断を望む。