2013/10/30 水曜日

70歳代最初の戦い(6)

Filed under: 熟年の健康 — mizusawa @ 9:48:35

排尿トラブルを経験してから4月が経過した。3月間はカテーテルを毎日1回使って排尿リハビリを自宅でしていたが、4月目はお医者さんのアドバイスで排尿が難しいと判断した時だけとした。4月目の1月間で排尿が危ないかも知れないと感じてカテーテルを挿入したのは1回だった。お医者さんにこのことを報告したら、今後は自身で不安を覚えたときだけカテーテルを挿入することになった。カテーテルは毎回使用後に消毒液の入った容器に格納する1月間使うタイプではなく、1回限りの使い捨てタイプを利用する。
自分自身でコンディションを観察すると、睡眠時や起床時にはオシッコの出具合が細い。目が覚めるとほぼ通常通り、それでも頻度は多いが特に不便を感じない生活に戻った。念のため排尿を促進する薬を出してもらったが、服用をやめて従来服用していた高血圧の薬だけに戻した。カテーテルを使った排尿リハビリの効果があったのだろう、10年以上はさかのぼった状態にまで改善した。年を重ねると病状悪化の一途だと予想していたが、リハビリで回復することに不思議だと思う。人間の体は常に回復しようと努力しているからかも知れない。
同時に夕食時に習慣になっていた赤ワインを最近一月間はほとんど飲まなかった。家族のお祝いでレストランで飲んだ時もワイングラスに半分で我慢した。ワインを何杯もお代わりする楽しみは今回の経験から避けなければならないと自覚した。お医者さんに年配者にはお酒は毒なのですか?と聞いたら、どの食品でも「とりすぎ食べ過ぎ」は避けなければダメです、と言われた。当たり前のことで、当然のこととして諭された。(おわり)

2013/10/19 土曜日

山陰の旅(3)

Filed under: 熟年旅行 — mizusawa @ 10:30:30

宍道湖湖畔の豪勢な旅館に泊まった。たまには無理してみようかと選んだ高級旅館で4階の道路越しに宍道湖の対岸まで見える部屋だった。部屋には備え付けの露天風呂があり、部屋とは大きなガラスで仕切られている。これは新婚さんが泊まる部屋を選んでしまった、「しまった!」と内心思った。家族はこの露天風呂を楽しんでいたが、私は1階の岩で囲まれた露天風呂しか使わなかった。
台風24号が松江に近づいてきて、その夜は強烈な風の音と、それに伴い部屋の中の障子が奏でる超低周波の振動と、それに部屋のエアコンが風の力で逆流を起こすダクトの振動に責められて、睡眠を妨げられた。幸い旅行3日目は小雨程度で旅行そのものに支障はなかった。
山陰の旅3日目は松江城と足立美術館を訪問した。松江城は昔のままのお城のようで、お城を支える中央付近の柱がどれも鎹(カスガイ)で束ねた作りがむき出しで、安普請のお城だった。一階から三階までは展示物が並べられていたが、全体に暗く、年配者の目には見えにくい展示だった。
足立美術館は広い駐車場を備えた近代的な美術館でバスが沢山ならび、見学者が次々と訪れていた。最初に窓越しに庭を見ると、雨交じりの曇り空であったが、松や芝生の緑と敷き詰められた砂利の薄茶色(黄金色とも感じた)が見事なコントラストをなし、庭木が全て丸く刈り込まれていた。参観者の多くは庭をみることで大満足しているようで、絵画にあまり興味を抱かない私も庭の美しさには強い印象を覚えた。庭の造りは明らかに日本庭園だが、あまりに手入れが良いので、これを日本庭園と呼ぶべきかどうか、つまり自然のままの美を尊重する日本庭園とは別範疇ではないかと素人考えの印象だった。(おわり)
足立美術館の庭
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2013/10/15 火曜日

山陰の旅(2)

Filed under: 熟年旅行 — mizusawa @ 20:57:13

二日目は出雲大社に向かった。車で右手に出雲大社を見ながら出雲大社正面鳥居前に出た。門前町でにぎわっている。駐車場はあちらこちらにあるようだが、右手に出雲大社を見ながら車を進めると200メートルほど先に大きな無料駐車場があった。駐車場から斜めに横切って本殿に向かうこともできるが、来た道を戻って正面の鳥居から入って参拝した。普通は神社の鳥居をくぐると参拝道は平坦ないし登り坂である。出雲大社は直線状の長い下り坂であった。もしかすると正面鳥居の標高は本殿よりも高いかも知れない。
出雲大社には古事記、日本書記に由来するモニュメントがあった。本殿近くの右手に「さきみたま(幸魂)くしみたま(奇魂)」と紹介している波頭に黄金のボールが乗ったモニュメント、左手には因幡の白ウサギのモニュメントである。そもそも出雲大社は縁結びの神様である、という程度しか知識のない我身には京都奈良見物の時とは異なる昔話の世界を見る印象だった。
神社の本殿に入るには最初にお祓いを受けなければならない、というわけで、一生に一度のことだからとお祓いを受けた。笛吹き一名、太鼓奏者一名、神主1名、巫女1名が演じ、神様を呼んでくれ、神妙に座った30名ほどにお祓いをしてくれた。神主が束になったお願い事の紙を一枚一枚めくりながら早口で読み上げ、壇上に降り立った神様の動きは巫女が鳴らす鈴の音で表現されている、と感じた。
昼食はガイドブックに紹介されていた歴史あるお蕎麦屋さんで椀子ソバを食べた。結構な距離を歩いて行ったが、それだけおいしいと感じた。駐車場に戻る途中で俵まんじゅうというお店にも入ってお土産を買った。
次に訪れた八重垣神社は小さな神社だったが、縁結び占いの池という面白い仕掛けがあった。若い人が自分の結婚について占う。確か200円で白い占い紙を買う。神社の左手奥にある木立の中の小さな池(鏡の池)の水面に、その紙の上にコイン(10円ないし100円とある)を乗せて浮かべる。コインが紙と一緒に、あるいはコインが紙を抜けて池に沈む時間で占う。早く沈めば結婚まで期間が短いのだという。池の底には沢山の紙とコインが沈んでいた。商魂たくましいと感心してしまった。
八重垣神社鏡の池
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2013/10/14 月曜日

山陰の旅(1)

Filed under: 熟年旅行 — mizusawa @ 19:16:19

70年間の人生で山陰地方を旅行したことがなかった。成り行きで出雲大社に出かけることになった。二泊三日で最初の日は羽田から鳥取空港へ飛んだ。幸い好天に恵まれ夏の名残を感じる秋の一日だった。鳥取空港でレンタカーを借りた。プリウスαだった。昼食は「海鮮市場かろいち」で食堂を探した。どのお店がおいしいのか分からないのでお店の中に小さな船が置いてある比較的混んでいるところを選んだ。結論から言えば、お店の入口付近の写真から想像する海鮮丼に比較して具が半分程度と少なかった。食事が終わってから別の店にすればよかったと思ってしまった。
次に浦富海岸で遊覧船を楽しんだ。グーグルマップには遊覧船から撮影したと思われる写真が沢山紹介されている。地層がほぼ45度に傾いた状態で海上に顔を出している。島の上には帽子のように木が茂り、足元には洞窟が開いている。とにかく海の透明度がすばらしかった。船長がたしか透明度20メートル以上と説明し、沖縄地方と肩を並べると言う。40分程度の海岸めぐりであった。
鳥取砂丘訪問が夕方になってしまった。砂丘は砂漠のイメージと思っていたが、実際には予想とかなり異なった。海岸線から小山が盛り上がり、砂山になっている。その砂山の裏手には水たまりがある。観光施設から砂丘に入り小山の頂上に歩いていくだけで汗をかいた。頂上から海岸線までは急な下り坂で躊躇したが歩いてみた。砂に足を取られるが、用心深く歩くことで何とか踏破した。
天気が良かったので砂丘の上から夕陽を楽しんだ。
鳥取砂丘の夕日
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