メルケル首相の言葉

少し時間が経過したが、メルケル首相が久しぶりに日本を訪問し、第二次世界大戦後に近隣諸国と仲良くすることの大切さを話してくれたことが、大変良かったと思う。安倍首相が戦後70年談話に独自色を出したいとしてどのような文言になるのがジャーナリズムが騒いでいる。安倍政権が誕生してから中国、韓国と政治レベルで険悪な状態が継続していて、尖閣諸島、竹島の問題でデッドロックに陥っている状態だった。しかし最近は中国との関係が実質的に変化してきていると感じている。旧正月で中国人旅行者が沢山日本を訪問して買い物し、日本経済向上に貢献してくれている。中国と日本の防衛当局者同士の定期的な情報交換の場も設けられたとニュースで紹介していた。中国主導の国際金融機関設立に欧米の国々も参加し始めている。中国は尖閣諸島の件で政治的な対立点があるものの、実質的には国際経済の面で実力を蓄えつつあり、その影響力を無視することは不可能であると感じざるを得ない。だったら、安倍首相の戦後70年談話で古い日本人のプライドを取るのか、それとも今後の日本の若い世代にとって望ましい近隣諸国との友好関係とりわけ経済面での協力関係を選ぶのかといえば、友好関係である。安倍首相は公人であるから、現代の日本人を代表した発言であると同時に昔の日本人が失敗した事実を懸念なく認めることもしてほしい。なぜなら、そのことで次の世代に負の遺産を少しでも減らせるからである。メルケルさんの言葉が多くの日本人の心を揺さぶったと思う。