中国の軍事パレード

本日2015年9月4日金曜の読売新聞には抗日戦勝式典での中国の軍事パレードが詳しく紹介されている。戦略爆撃機轟6Kに空中で発射できる巡航ミサイルと米露に並ぶ強大な軍事大国が出現した。張り子の虎の時代には隣国として心配するレベルではなかったが、いよいよ本物の虎の姿を現したようだ。本物の虎に中国を育てたのは、各国の経済協力、とりわけ中国マーケットに乗り遅れまいと参入した国々である。日本もその一端を担ったことは間違いない。ただ尖閣諸島の問題で日中間の政治的な対立が表面化したこと、中国人の労働単価が上昇したことで、日本企業は中国を敬遠するようになり東南アジアの各国に軸足を移しているのではなかろうか。「反日」が国是と言わんばかりの国とのお付き合いはできれば遠慮して欲しい。東南アジアには日本に友好的な国々も多く、日本は積極的に経済・技術協力を推し進め、日本一国では対抗できない軍事力を誇示するようになった中国に対峙する諸国連携を模索すべきであろう。参議院では「安保法案の強硬採決に反対」と野党連合が主張しているようだが、中国の軍事パレードを見たら「強硬採決でのOKだから早く日本の安全保障体制を確立して欲しい」とも考えるようになった。無論戦争は反対だが、軍事力を誇示する相手に憲法9条を盾に素手で戦えという主張は、残念ながら現実に即していないと考えざるを得ない。